今年も台風シーズン到来です。地球温暖化の影響もあり、最近では台風に限らず、大雨による災害が増加していますが、今年はラニーニャ現象が夏まで続くと予想されており、各地で異常気象が懸念されています。
ラニーニャ現象が長引く 太平洋高気圧が北に張り出しやすくなる 日本は気温が高くなる
さらに台風は海面水温が26.5℃以上で発生 気温が高くなる今年は台風が発生しやすい環境 に。
また、海面水温が高い 大気中に含まれる水蒸気の量の増加 より多くの水蒸気が上空へ運ばれる。
その結果、台風の勢力はより強くなると考えられています。
『台風や大雨に備える』 と言われても、実際何を備えればよいのでしょうか?
改めて考えると、いざという時に自分や家族の身を守れるのか、とても不安です。
避難の判断は難しく、二次被害(飛んできた瓦でけがをするなど)も危険であることを知り、避難のポイントを理解しておくことが身の安全を守る上でとても重要だということで、今回は避難を余儀なくされた場合の避難のポイント・避難する前にしておいた方がよい事をまとめてみました。
水深に注意
氾濫した河川の水の勢いは強いため、水深が大人の膝程度まであると歩くのが困難になる。
足元に注意
氾濫した水は茶色く濁っている上に、水面下にはマンホール、側溝などの危険が潜んでいる。
長い棒などを杖代わりにして安全を確認しながら歩く。
状況に応じて避難する
浸水が始まってから避難場所まで避難するのは大変危険。
逃げ遅れた場合は、無理に避難場所まで避難せず、自宅又は近隣の建物の2階以上の安全な場所へ退避する。
アンダーパスに注意する
道路や線路の下をくぐる道路・通路であるアンダーパスは、周りに比べて低くなっているため、
洪水時には水に浸かりやすいので通らないようにする。
早めに自宅周辺に危険個所がないかを確認しておけば、いざという時に慌てなくて済みますね。
また、改めて避難ポイントを考えてみることで、自分が避難する時に気を付けるべきポイントが見えてくるのではないでしょうか?避難場所の確認はもちろん、普段通る道だけど避難には向かない道や、避難所や自宅以外の安全な場所もぜひ確認しておきたいと思います。
毎年どこかで起きる大災害。少しの注意で減らせる危険もあると思います。
ちょっと家の周りを見渡して、”もしも”の時を想像し、少しでも災害被害が少ない夏にしたいですね