今回は2022年度地域づくり表彰で、最高賞「国土大臣賞」を受賞された、
東彼杵町のSorriso riso(ソリッソ リッソ)さんへ行ってきました。
★Sorriso riso…イタリア語で『微笑みの米』という意味★
佐世保から大村方面に走ること1時間。
到着したのは、1953年~2008年まで千綿農協第三米倉庫として使用されていた建物。
取り壊される予定だったところを、東彼杵町千綿地区町おこしグループ
『一般社団法人 東彼杵ひとこともの公社』さんが、
集合型店舗としてリノベーション(大規模改修)され、
町内外の若い人達と地域の方々が交流し、また情報を発信する場所として、
2015年12月にオープンされたとのこと。
地区外から人を呼び込み、Uターン、Iターン者の起業や雇用抄出につなげたこと、
在住の若者の町外流出防止にもなっている点が評価され、
今年度、全国32団体の応募の中から見事最高賞を受賞されました。
Sorriso risoさんの中は大きく2部屋に分かれており、
1号室はコーヒーの香りに包まれた癒し空間
『Tsubame coffee(ツバメコーヒー)』さん。
ここではコーヒーの他、そのぎ茶を使ったフラッペやラテも楽しめます。
座り心地の良いソファがあり大村湾が一望できる2階席。
町の人の憩いの場所にもなっている1階フリースペース。
どちらもほっと一息つける、素敵な空間でした。
2号室はそのぎ茶セレクトショップ兼文化交流拠点『くじらの髭(ひげ)』さん。
全国的にも有名なったそのぎ茶を詳しく知ることができ、
お茶のワークショップも盛んに開催されています。
訪れた日も、「そのぎ茶法」という
そのぎ茶とレモングラスの楽しみ方ワークショップで賑わっていました。
店内にはそのぎ茶や茶器の他にも、東彼杵町界隈の特産品や、
地元で100年近く続いた印刷所の活版印刷用の活字など、
興味深いものがセンス良く並べられていて、見入ってしまいました。
次に立ち寄ったのは、以前このSorriso risoさん内に店舗があり、
2019年に独立された『Gonuts(ゴーナッツ)』さん。
オーナーがフランスやアメリカから買い付けた一品物の古着やアンティークの販売、
内装や空間デザインなどを手掛けるお店ということで、
手作りの店内に一歩足を踏み入れると、
サーカスのようなわくわく感で溢れていました。
古着に雑貨、どれをとってもクオリティの高いものばかり。
レイアウトにもこだわりが感じられ、
時間が経つのも忘れてしばし幻想の世界に浸ってきました。
東彼杵町。
3000世帯という小さな町でありながら、
2016年~2022年の6年間で世帯数は60世帯近く増。
Sorriso risoさんの、
「ここで仕事をしたい、何かに挑戦してみたい」と思わせる仕掛け作りが
身を結んだ結果なのではないでしょうか。最高賞を受賞されたのも納得です!
SNSなどでも有名で、ファンも多いおしゃれスポット。
まだ行かれたことがない方もぜひ、懐かしさの中にも新しさを感じられ、
豊かな暮らしを体感できる「Sorriso riso」さんに
足を運んでみてはいかがでしょうか?