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特集古民家再生!と生き方再生!?2017-10-16

-佐世保市世知原町の山中-

 ここに築齢110年を越える農家の跡があり、その古民家の再生を通じてさまざまな取り組みが始まろうとしています。お話を伺ったのは佐世保市内のCRAFT BOX(クラフトボックス)というお会社で、手づくり看板や木製家具の製作・デザインなどのお仕事をされている岩下直人さんです。

 岩下さんは日本自然保護協会の自然観察指導員でもあり“人と自然の関わり”を大切に考えられていて、仕事以外でも様々な活動をされています。

子どもたちを対象に「させぼ野遊び塾」を展開し“自然と向き合い、ふれあい、自然のなかで遊びながら生きる力を養い、育つ”という理念を伝えられています。

そんな岩下さんがめぐり合わせで行き着いた、一軒の空家となった古い農家跡。かつては別の方がご自身の活動拠点として活用されていましたが、この度、岩下さんがこの古民家を任せられることとなったそうです。

建てられてゆうに100年を越えるお家ですので、至るところにガタがきているのは当然です。しかしそのお家には昔ながらの、日本人がしっかりと考えて作られた立派な知恵や文化がたくさん詰まっています。

岩下さんはこの古民家の再生を通じ、現在の若い人たちを中心に、日本の知恵や文化に直接ふれてもらい、さまざまな「学び」をしてもいらいたいと考えています。

今では使われなくなった古い家の間取りや設備にもきちんと役割りがあり、工夫がなされていることに気づいてもらいたいそうです。

そしてそれらの体験から“これは何のためにあるのか”“自分たちがしっかりと生活を営むために何が必要なのか、どうすればいいのか”、ひいては“自分はなんのために時間をすごし、どうなりたいのか”などを考えることができれば何よりだということです。つまり古民家再生を通じ、ひとりの人間として生きるための力や考え方を育てるとういうねらいです。

現在の若い人たちに失われつつある“将来の目標ややりたいこと・なりたい自分”を見つけ出すという“生きかた再生”みたいだなあと感じました。

もちろん基本は“楽しみながら体験して学ぶ”ということですので、現在この「古民家再生学びプロジェクト」に関わっている約10名の人たちは、皆が和気あいあいと楽しい汗を流しながら、便利さと快適さがあふれてそれが当たり前となった現在では、見えなくなった大切なものをたくさん見られているようです。

このプロジェクトは「CabeCholo(カベチョロ=やもりの意味)と名付けられ、古民家再生をスタートに、この地で今後色々な楽しい学びイベントを行っていく予定です。興味のある方はぜひご参加お待ちしております!

単純な古民家再生と違うこのプロジェクト、今後が楽しみです。本紙にて随時ご紹介していきたいと思いますのでお楽しみに!がんばれ!カベチョロ!!

 

お問い合わせ:辛島商店0120-31-4853 辛島まで


古民家の外観。ところどころ手が入れられていますが基本構造は頑丈で元気です。


泥壁用の泥。外壁の泥を剥がし、地元でとってきた赤土と混ぜて発酵中。これを壁に塗り直します。

お台所。薪(まき)をくべてかまどでご飯を炊く体験も楽しめます。







幻の五右衛門風呂(ごえもんぶろ)、初めて見ました!少しこわいけど入ってみたい()




ごあいさつTomorrow29-42017-10-16

皆さまこんにちは。長い夏も終わり、残暑を抱えつつもようやく秋を迎えました。今年の夏は本当に暑かったですね!お盆前は3637℃の猛暑日の連続。お盆過ぎて少しだけ涼しい秋晴れの日があったものの、9月の中旬をすぎても昼は30℃を超える残暑。本当に夏らしい夏でしたね。

快適さは別として、本来私は季節感が強く感じられるのが好きなので、秋らしくいろどりの強い秋、雪のしんしんと降る寒~い冬だとうれしくなります。一年間を通じて快適な生活温度や、暑さ寒さをしのぐことはもちろん必要ですが、やはり季節を感じながら自然と共存しているという感覚はなくしてはいけないものだと思います。

ところで近頃、近隣国の北朝鮮がミサイルの開発・実験を頻繁におこなっております。これまでは考えられなかった警報や避難訓練などを目にするようになり、とても心配です。

私たちの暮らす日常の上空や経済水域を、他国が他国の事情のために脅かしています。私たち日本は戦争を放棄し、戦争に使う核や軍力を無くしました。それなのにこのような事態になっているのは悔しくて、理不尽な気持ちで、不安でたまりません。

地球に存在する生き物の一種として、自然と共存して生きることとほど遠くかけ離れているのがとても残念です。

戦争の歴史を通り、学んで選んだ平和の道。時代や状況の変化と共に、考え方にも変化が出ている部分もあるようです。

もちろん変わらなければいけないものもありますが、決して変えてはいけないものもあると思います。平和という道を歩むことは決して変えてはいけないと思います。私たちの平和を守るためであっても、戦争のための核や軍力をもってはいけないと思います。

なんだかずいぶん重たい内容となってしまいましたが、近ごろふつふつと感じる不安からのつぶやきでした(笑)。

深まる秋、昼夜の気温差や季節外れの雨などで、風邪などひかれませんよう元気にお過ごしください。

ふと見るといろどりや食材、いたるところに秋があふれています。存分に秋を、季節感を楽しみましょう! 

ひろば万能調味料「煎り酒」2017-06-13

煎り酒とは日本酒に梅干などを入れて煮詰めた調味料です。

室町時代末期に考案されたといわれ、醤油が普及する江戸時代中期まで広くもちいられていたそうです。煎り酒は塩分が控えめで、鰹節のうまみもしっかりと感じられます。刺身やおひたし、納豆に卵かけご飯などにも合います。煎り酒を作ったあとの梅干しと鰹節も醤油やみりんなどで煮詰めると梅鰹の佃煮ができます。これはまた、無駄にならず、ご飯のお供になりますよ。

材料(100ml分)

日本酒・・・200ml 梅干し(大)・・・1個 塩・・・2つまみ 鰹節・・・1/2パック(1.25g)

作り方

①鍋に梅干し・日本酒・塩を入れ、弱火で煮詰めます。

②日本酒が7分目くらいに煮詰まったら、鰹節を加え5~6分煮ます。

③火からおろし、粗熱がとれたら、丁寧にこせば出来上がりです。


※煮沸消毒した容器に入れ、冷蔵庫で1週間ほど保存可能です。

※梅干しは塩と赤紫蘇だけでつけた塩辛いものがおすすめです。

リフォーム現場から!事例「外構工事」2017-06-12

施工件名:F様邸(佐世保市日野町)
建物種別:平家住宅
内容:外構工事
  • 現場の特徴

    外庭が広く、庭木で覆われているため、雑草や落ち葉の処理が大変。

  • お客様のご要望

    高齢になってきているので、庭の手入れが大変。家庭菜園ができたらいいなと思っています。

  • 当社の提案

    庭木を撤去し、土間はコンクリートに御影石を敷き、レンガ積みで菜園場を新設。周りはブロックとフェンスで囲い、ブロックには汚れ防止のコート材を塗布する。
  • 担当者の声

    思った以上に、庭木の根がはっていて、重機による撤去をしないといけなかった。梅の木はシンボルとして残したい!


→

お客様の声

今までは、年に2階剪定を頼んでいて、側溝の落ち葉の掃除が大変でした。以前よりも庭が広くなった気がして、菜園で野菜を作るのが楽しみになりました。

その他


特集手づくりへのこだわり2017-06-12

今回は当社がお世話になっているお客さまで“手づくり”に強いこだわりをもたれている方のお話をうかがいました。その時の様子をお届け致します。

 

  今回訪れたのは現在福岡県にお住まいの松枝さんという方のアトリエです。

 松枝さんは佐世保市のご出身で、市内の高校をご卒業後、東京藝術大学の美術学部彫刻科を卒業されました。その後はそれまで培われたものづくりの知識と技術を生かし、福祉関連の会社を立ち上げられました。

以降、長きにわたり、身体に障害を持つ人の生活を支える装具や福祉用具の製作に努めてこられました。現在お仕事は引退されて、趣味としてのものづくりに力を注がれています。

松枝さんの作品は木を使った手づくり品が主で、お盆やお椀・お皿などをたくさん見せていただきました。

一口に木製のお盆とはいっても大きさや形が異なるのはもちろんですが、何よりも驚くのは彫られた作品の丁寧さ。機械で彫ったかのような正確な形状かと思えば、隅々まで丁寧に手作業で施された、とても安心感のある優しい手触りと、木ならではの温かさが伝わってきます。

丹念に削られ、磨き抜かれた木肌はとてもスベスベのサラサラで気持ちが良く、それぞれの木がもつ本来の木目がとても個性的に現れています。

やはり材料となる木にはこだわりを持たれており、切りだしてきた木をご自身のアトリエでしっかりと乾燥させて板状や角型の、作品の元となる材木を作られます。

使われる樹種も様々で、マキやカシ、桜、桐(キリ)などの一般的なものから、欅(けやき)や楓(かえで)、カイヅカの木などの珍しいものもあり、とてもきれいで個性的な木目を現していました。

丁寧に丁寧に、人の手によって作り出されたデザインの中には、人の手では決して作ることのできない木の表情、生命の模様ともいえるような美しい木目が広がっており、それがお互いにとても相性良くまとまっています。

心地よい手触りを楽しみながら、普段の木製品では見られないような木の表情を見ていると、水墨画や宇宙の惑星の写真を見ているような、とても不思議な気分になります。

独楽は色づけされており、回した時の模様をみているといかにブレが少ないかがわかり、平らな所だとかなり長く回り続けます。

 竹とんぼにしても羽根を削る形状や長さ・角度などが精密に計算されており、軸との重量バランスなども試行錯誤の結果、「長く飛ぶ竹とんぼ」や「高くまで飛ぶ竹とんぼ」など、自在に作られていました。アトリエ近くの公園で試してみたところ、簡単に15メートルくらい上昇したのには本当に驚きました。

 いかがでしたか?いかに趣味の範囲とはいえ、手づくりに対するこだわりと技術・センスには本当に驚かされました。日ごろから何気なく利用している木製品にもついつい目が行くようになるきっかとなる訪問でした。

 


アトリエに入るとワッと目に飛び込む様々な模様の木製品。思わず声をあげました。


見入っていると、だんだん木目ではないような錯覚に陥ることも!?


ただ独楽を回すだけなのに、つい何度も回してしまいます()


ここまでの作品を作られているとは思いもしませんでした!